2007-vol.3「諸磯 網干し堤防→小網代湾 シーボニア」

台風直撃の前日であったが前々から予定していた釣行なので決行！ 空が白ける前のAM3:00過ぎには三浦半島に着いた！早速、ホームグラウンドであるイノコへ懐中電灯片手に偵察に行く。しかし、釣り座を拝することも叶わず、暫し呆気にとられていた。 いつも私を楽しませてくれる海は、ビル3階建てくらいの高さもあろう波しぶきと、時折ドドドドドッ！と岩壁に体当たりし、これみよがしに怒り狂い、釣り人の私を威嚇してくる。霊とか奇怪なものとは違うけど、寒気がして後ろも振り返らずにクルマに戻った。 釣り場に向かう前から、

「磯は釣りができる状態じゃないから近付くな！」

とは、グラントのおっちゃんから言われていたことだけど、自分の目で確かめるまで納得できないというのは、釣りキチの悲しい性ではある。 結局、不本意ながら思い付いた諸磯の網干し堤防で開始するが、生体反応０！エサやタナを替えたりもしたが、如何ともし難い状況が続き、同日に三浦へ釣行すると言っていた釣り仲間のＫさんに連絡。小網代湾の方では反応があるみたいで、一緒させていただくことに。こっちでは、ボラや小サバが寄っているみたいで釣り自体は楽しめた！ Ｋさんの方ではボラに加え、クロダイの幼魚、チンチンをたくさん釣り上げている。ボラとチンチンの登場に本命の期待も高まったが、ボラ（トド級）の強烈な引きに苦しめられ、どしゃ降りの中でやっていたから、途中から1時間に1回は休憩に行くというヘタレ振り。(笑)

その後、ボラにふんだくられたウキを買いにグラントに寄ったあと、またイノコが気になり、見に行くと干潮時にも関わらず朝方にも増して荒れている！アレは凄かった…。仕方ないので元の釣り場に戻り、その後も休憩を挟みながら釣りを続けるが、雨足は強くなる一方。 結局、クロダイは姿を現さず、台風接近の警報が鳴り出したので納竿とした。