2016-vol.1「下田沖根 石取根 田牛向かい」

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釣行データ

田牛向かい

  • 日時、天候
    1月6日(水) 06:00(出船)〜15:00 晴れ 西風
  • 中潮 水温: 17.7℃
  • 場所
    下田沖根 石取根 田牛向かい
  • エサ
    配合エサ2袋、オキアミ生9kg、付けエサ : オキアミボイル
  • 釣果
    オナガ40センチ、クチブト30〜37センチ×6、カモメ×3

釣行記

この日は本当は神子元に行こうと思っていたのだが、船体整備とのことで相性の悪い横根が脳裏をよぎったが、石取根という選択肢があることを思い出して手石港へ車を飛ばした。

船長に石取根で人と被らず、1人でゆっくりメジナ釣りしたい旨を伝えたら田牛向かいに降ろしてもらえた。

ここは足場が段々になっていて、潮位、風など海の状態にある程度合わせて釣りができる磯。ただ、西の強風が吹くと本場から回り込んでくる横風を受けながらの釣りとなるので、とてもやりづらい。

その場合は"ナライ角"側に逃げるが足下から竿2本くらいまでのポイントに限定される。

この日も西風だったが大したことはなかったので、一段下まで降りて角の大サラシ周辺をメインに竿1本前後を探るがコマセが効いていないのか、エサ取りすら出てこない状況。

冬の寒メジナ釣りというのは久々で、普段ならコマセを撒いた瞬間にワッと湧くエサ取りにうんざりしながら大量のコマセを打ち分け、あとは気合いって展開なんだけど、この日はなんとなく戦略的に攻めたら釣れそうな雰囲気。

このポジティブな直感が的中し、10投目くらいからコマセが効いてきたのか、エサが抑え込まれたり、オキアミが潰れて返ってくるようになった。

ウキ下を30センチ短くし、写真のサラシの力で弾かれ、ナライ角の沖方向に流れ出す潮に仕掛けを乗せていくと、ウキが潜り込む潮に捕まり、シモリ始めた。そのまま見えなくなるまでオープンベールでラインを送り出していると竿の穂先が曲がるくらいラインが走り、アワセると余裕で40UPの感触。

釣果

手前に寄せてきたところで角の張り出し根に付かれそうになったが、気合でこっちに向きを変えさせると、姿を見せたのは40ジャストのオナガ!返ってくる付けエサの感じからクチブトを想像していただけにオナガが食ってくるとは朝一は何があるか分からない。

その2投目くらいにもまったく同じパターンで食ってきて、掛けた瞬間ずっしり重たく、明らかに先ほどのオナガとは比べものにならない引きだったが、張り出し根に突っ込まれて根ズレてしまった。

この魚をバラしてしまったところでオナガの群れは去っていき、昼を過ぎたくらいから上り潮がナライ角方向から本場へ回り込む感じで川のように流れはじめた。

これがまた激流すぎて魚が掛かっていないのに指先を弾いてラインがバチバチ出ていく。それでもサミングしながらラインの出を調整していると35センチ前後のクチブトが高確率で食ってくる。激流の中だし、自分より手前に張り出し根があるからスリリングなヤリトリなので面白い。

何度となく根に突っ込まれては切られてを繰り返し、そのうち1匹に完全に張り付かれた。ミチイトを緩めて1分ほど待ってやり、奇襲を掛けると根から離れたので浮かせに入ったのだが、自分の正面に来た段階でいきなり竿がのされ、1.25竿が折れんばかりの根掛かりのような感触。それでも限界までタメて耐えていると急にフッと軽くなり、見えてきたのはなんとボロボロのクチブト!さらにタモ入れしようとしたところで海中からガバッと大口開けてきたのはサメ!タモ枠で撃退し、取り込んではみたもののすでに血抜きは完了している模様、、、。持ち帰ってちゃんと余すところなく、食べてあげました。

上り潮が止まったところで今度はカモメの猛攻!しっかし今日は忙しい!付けエサを咥え青空を飛び回るもんだから、海底に突っ込む魚よりもタチが悪い!

飛び回られたらラインを切るしかないのでペットのワンコに言うように目を見ながら「待て!」をした(笑) 案外大人しくハリを外されるのを待ってくれる姿を見て動物同士、心は通じ合うもんだな、と。一人感心し、この日は納竿(笑)

身体的な満足度はかなりのもの!一人だけど、かなり楽しい釣行でした!

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